
10月24日(月)首相官邸にて第2回働き方改革実現会議が開催されました。
今回の議題は、
1.柔軟な働き方(テレワーク、多様な就業形態、副業等)の 在り方
2.多様な選考・採用機会の提供、病気治療と仕事の両立
3.障害者の就業環境整備の在り方
4.働き方に中立的な社会保障制度・税制の在り方
5.女性が活躍しやすい環境整備(リーダー育成など)
について議論が行われました。
「本日は、柔軟な働き方、多様な採用機会の提供といったテーマについて御議論いただきました。
一人ひとりが自らのライフステージに合った仕事の仕方を選択できる社会を創り上げていきたいと考えております。テレワークは子育て・介護と仕事の両立の手段、そして副業・兼業はオープンイノベーションや起業の手段としても有効であります。我が国の場合、テレワークの利用者、副業・兼業を認めている企業は、いまだ極めて少ないわけであります。経産省では率先して取り組んでいただいていると思います。その普及を図っていくことは極めて重要であります。
他方、これらが長時間労働を招いては、本末転倒であります。労働時間管理をどうしていくのかも整理する必要があると思います。ガイドラインの制定も含めて、多様な政策手段について、検討することとしたいと思います。
また、年齢がネックにならないように、中途採用など新卒以外の多様な採用機会の拡大も課題であります。第一次政権以来のチャレンジであります単線型の日本のキャリアパスを変えていきたいと思います。
このところ、現場で働いている皆さんに集まっていただいて車座で意見交換をしていますが、先般その際、50代後半になって、大手家電メーカーから転職をされて製品開発で活躍されている方の話を伺いましたが『楽しくて、やりがいがある』というお話をいきいきとされていました。また、そういう方々を採用してベンチャーをしておられる経営者の方は、まさに教育する必要のない、完成された、しかもノウハウを持っている人材を獲得できる。これはまさに日本でしかできないのではないか。かつて所属していた大企業には申し訳ない思いだということも言われていました。こういうことをもっともっと、実践を広げていくことによって、日本は更に様々なチャンスを創り出していくことができるのではないかということを実感したところであります。
学び直しから、職探し、就職に至るまで、官民一体となって、中途採用機会の門戸を広げる方策を検討したいと思います。本日も流通企業出身の委員から提案がありましたが、産業界の皆さんには積極的に協力をいただきたいと思います。
そして、病気の治療と仕事の両立は、今回、力を入れたいテーマであります。生稲議員を始め、何人かの方々からもお話をいただきましたが、主治医、会社、産業医・カウンセラーのトライアングル型のサポート体制について、提案がございました。いいアイディアをいただいたと思いますので、どのような形があり得るのか、検討をしたいと思います。
本日、議員から出た御意見を踏まえて、更に議論を進めていきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。」
資料1 | 第1回働き方改革実現会議 議事録 |
資料2 | 岡崎瑞穂議員提出資料 |
資料3 | 大村功作議員提出資料 |
資料4 | 白河桃子議員提出資料 |
資料4-2 | 白河桃子議員提出資料 |
資料5 | 田中弘樹議員提出資料 |
資料6 | 樋口美雄議員提出資料 |
資料7 | 榊原定征議員提出資料 |
資料8 | 神津里季生議員提出資料 |
資料9 | 三村明夫議員提出資料 |
資料10 | 高橋進議員提出資料 |
資料11 | 水町勇一郎議員提出資料 |
資料12 | 新屋和代議員提出資料 |
資料13 | 塩崎厚生労働大臣提出資料 |
資料14 | 世耕大臣提出資料 |
参考1 | 第1回働き方改革に関する総理と現場との意見交換会 議事録 |
参考2 | 第2回働き方改革に関する総理と現場との意見交換会 議事録 |