2016.08.08
  • スキルアップ

明日から職場で使える!
褒め方を身につけて自分のファン倶楽部作りに! 

責任転嫁を上手く活用してみよう


 ほぼ毎日のペースで1分間コーチングを動画配信しています。タイトルは「母の弾丸コーチング」。「ああ〜、なんでこうなんやろう」と自信喪失気味の私に、母が一喝するというシチュエーション。気分が滅入った時に「ハハハ」と笑えて気分転換できるという感想をたくさんの方から頂戴しています。

 私は動画作成のプロではありませんが、最近は文字より動画の時代と言われているらしいです。しかも、1分間を超えるとほとんどの人がスイッチを切るらしいことも聞きました。テレビCMが15秒、30秒程度で作成されると教わりました。何事にもそれなりの理由があるんですね。と、いうことでほぼ、1分間に設定してあります。

 「母の弾丸コーチング」というタイトルについて時々、「お母さんによろしく」とか、「昨日はお休みでしたがお風邪ですか」などとメッセージを頂戴します。ご丁寧にありがとうございますと、お礼を言いつつ、母はとっくの昔に他界しているとは言いづらくて(笑)。

 動画でのセリフはあくまで「母ならこう言う」と思いつつ話しているにすぎません。では、なぜ、私が自分の言葉で言わないか。万に一つでも反論を受けたとしたら、「あ、あれは母が言ったことですから」と逃げればいいからです。これは、「引用」という方法。責任転嫁と言えば聞こえはイマイチですが、とても便利なコミュニケーション法の一つです。

シチュエーション別に伝え方を工夫してみよう


 Aさんに、「部長が頑張ってるね〜」と褒めてたよ、という伝え方があります。自分のいないところで褒めてくれてるんだ。と相手は直接褒められるより、数倍喜ぶでしょう。誰かが言ってたの~は、上手な使い方ですね。

 もう一方で、なかなか言いにくい「注意の仕方」。こうして欲しいと言いたい時の「指導の仕方」にも、間接的に伝える手法があります。サボらず、怠けず、コツコツやることが最後は勝つ!なんて言いたい時。子供なら「アリとキリギリス」の話がいいかもしれません。これはご存じ、イソップ寓話です。「もっと考えろ!」なんて部下に言いたい時、「パスカルが言ってるぞ、人間は考える葦だって」というのもあります。ありきたりですが、これは誰もが知ってることの方が簡単で有効。せっかく高級なことを言ったつもりなのに、「それ、誰ですか?」なんて聞かれてがっかりなんてことがないように。

日本人でも訓練すればできる


 では、褒め方の方法をもう一つ。

「Aさんの今日の洋服、珍しく赤なのね」って言うより、「Aさんの今日の赤いスーツ、情熱的な感じがして素敵」の方が相手は喜ぶという方法。

 珍しいかどうかは別にして、「赤い洋服を着ている」は一般情報と言います。「駅から3分で便利」「明日は海の日」など、誰が見ても聞いても得る情報は同じです。

 その一方で、「情熱的な感じがして素敵」は内語機能と言って、感情表現のことを言います。自分の気持ちや本音を表現することが日常的でない日本人は、とっさに出てきにくいかもしれませんが、これは、とっておきの自分の「ファン作り法」の最強アイテム。人は「一般情報」で納得はしますが、心動かされるのは相手の「感情」に触れた時だからです。褒め方訓練は、相手を喜ばせるだけでなく、自分のファン作りに貢献してくれると思えば、褒め努力も楽しみですね。

伝え方を変えるだけで印象は変わる


 今回の3つ目は、自信喪失でがっかりしている相手に対しての慰め方をご紹介します。「私、おせっかい焼きすぎって言われるの」と、首うなだれてがっかりしている友人に。おせっかいは、視点を変えれば「世話好き」ですし「細かいところに気がつく」ということですよね。「嫌がられるのを承知の上」で面倒をみてくれる優しさがあるとも言えるでしょう。

 また、こんな人は「介護」や「保育士」。そして、今、話題の「婚活マネージャ」などの職域で活躍できそうではありませんか。このように、「現実は一つ」ですが、「受け止め方は無数」といったことも、相手を「褒める」「アドバイスする」といった方法として有効です。

まとめ


 人は、長い時間をかけて経験してきたことや、信頼する人から言われたことを「価値観」として持っていることが多いのですが、それが自分を育て前向きにならないものなら、捨ててしまった方がいいのです。今回の褒め方講座は、「相手を苦しめる価値観」の塗り替えサポートです。相手を思えば、やりがいがありますね。

浦4
Profile
株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!
浦 登記(うら とき)
米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。

人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。

1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年   「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞