2016.12.05
  • スキルアップ

派遣スタッフが喜んで仕事に立ち上がるために

派遣スタッフが喜んで仕事に立ち上がるために


苦手克服法なるテーマの講座、セミナーが大流行り。私も、このテーマをなんとか自分のものにしたくて、コミュニケーション心理学を学び始めたくらいです。この苦手の対象が人の場合もあれば、英会話や文章を書くなどの技術の場合もありますが、どちらにしても頭を悩ますことに違いはありません。

 実は今日、私が企画・司会を務めるFM放送でも、この「苦手克服」を取り扱いました。この番組ではリスナーからの質問や相談に答えています。営業マンや、大学生、子供を持つ母親など、多様なリスナーの質問への回答はやりがいがあり、毎回、気合が入ります。そして、取り扱う質問の多くは、うまく関係構築できない顧客や上司などの苦手克服法なのです。

自分に馴染むのはどっち?


今回は「話が長い人」「話が短い人」に限ってお伝えします。「あ、私はこっち〜」と苦笑いしている人がいるかもしれません。私の場合は極端に話の短い、「主語と述語タイプ」の一人です。ま、この「主語と述語タイプ」というのは私の勝手表現ですから、辞書で調べても出てきません。どうぞご理解ください。

 「今の仕事はどうして選んだんですか?」と派遣スタッフに質問したとしましょう。「あ、今の仕事ですか?もともとその業務に興味があったんです」と。最も簡単にというか、あっさり回答してくれるタイプ。これをAさんとしましょう。

 次に、同じ質問にBさんが答えたケースをイメージします。「実は2年ほど前、新聞の求人広告で見つけ興味を持ったんですが、たまたま駅で学生時代の先輩にばったり出会い、話し込むうちにその人が〜」と、いつ終わるとも果てしないことばがチェーンのようにつながる。まるで物語のように。この二人のケースのどちらに、あなたは頷き、分かりやすい人だと思うでしょうか?そうですね、どちらが正しいかではなく、どちらが自分に馴染みやすいか、ということです。馴染む=自分と似ている。です。

 

タイプによって伝え方を変えてみましょう


二人に投げた質問は、「どうして選んだのですか?」と仕事の選んだ理由を聞いています。それをAさんは「どうして=なぜ=理由」と解釈し、「興味があった」と答えています。刺激的で、面白そうで、やりがいがありそうで〜。などの理由が並ぶのです。このタイプの人には、機会、チャンス、選択肢、可能性は無限大、それも一つのやり方だ。などの言葉に反応し、動きを決めることになりやすいと言えるでしょう。さらに端的に言えば、無限の可能性、型破りでルールを変えるなどに魅力を感じます。このタイプをオプション型と言います。派遣先での業務でも、自分の経験にはないことへ挑戦すること、自分なりのやり方を見つけたり、新しいことを導入することができる仕事などに目をキラキラさせる人たちと言えるでしょう。この手の話しかけには、椅子から落ちんばかりに前のめりで聞いてくれるかもしれませんね。「はい、やってみます!」と大きな声で。

 では、Bさんはといえばどうでしょう。

 「どうして=どのようにして=手順」と捉えます。よって、話が手順の説明になりがちで結果的に長い長いストーリーのようになってしまいます。このBさんタイプをプロセス型と呼び、既存のやり方に従うことを好み、勝手に自分流に変更したりできるAさんタイプには多分、批判的で舌打ちの一つもしたくなるかもしれません。

 このBさんタイプのプロセス型は、正しいやり方、はじめに〜、それから〜、最後に〜などや、信頼できる、手順に従う〜などの言葉に安心感を持ち、動くことに背中を押されやすい傾向にあります。手順に従うことに安心できるタイプですから、このいう人を相手にする場合は、きちんと説明する必要があると言えるでしょう。

まとめ


派遣スタッフへの仕事の説明をする場合、

①まず、相手の話し方から考え方の傾向をつかむ

②相手に合った、業務内容や職場環境の説明方法を決める

③相手の納得度を確かめつつ話す

 となるのです。

 話を冒頭の「苦手」ということに戻しましょう。人は自分に似た人が好きですから、自分と違う傾向の話し方をする人を「おかしい」とか「苦手」などと結論付けず、相手の好む話し方で笑顔を投げかけてみましょう。相手からも同じことがかえってくること、請け合いです。

浦4
Profile
株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!
浦 登記(うら とき)
米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。

人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。

1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年   「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞

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