2017.04.06
  • スキルアップ

相手の感情を引き出すポイント

相手からの好感度アップ!ヒントはこれだ!!


 遂に桜が咲いてくれました。

 この時期になると多くの人が思い出す小学校の入学式。私の場合は、校門前でこぼれんばかりの笑顔で撮った記念写真が目に浮かびます。

そうかなぁ〜という人のために付け加えると、「いや、小学校の校歌だよ」と言うかもしれませんし、「そんなことより、母が買ってくれる桜餅だよ」と主張する人も。どれが正しく、どれが間違っているというのではなく、人それぞれ、思い出それぞれ。自分と違う相手の思い出に、どんなふうに共感していけるか、相手から「おっ、思ったよりいいやつだ」との感情をひきだせるかが、大事ですね。そう、人は「単なる情報」より、相手の「感情」に触れた時、一気にその人に好感を持つからです。

 では、相手からの感情引き出しポイントのコツを。

 人は自分と似た人に好印象を持つ。これは何度かお話ししてきました。同じ出身地だとか、同じブランドの手帳を持っているとかだけで、なんとなく距離感が縮まるということですね。会話でこの共感を引き出す技の一つは、「おうむ返し」です。単に相手の使うことばを使って返事するだけです。

 「昨日はお休みにはどこに行かれたんですか?」

 「昨日はゴルフに。いい天気だったしね」

 「ゴルフに行かれたんですね、いい天気でしたもんね」

 「休日はゴルフが最高だよ」

 「休日のゴルフ、ほんと、最高ですね」

「は・ひ・ふ・へ・ほ」作戦で気持ちを伝える


 これ、ありきたりのおうむ返し。これでも距離感は縮まるのですが、さらに一歩進んで感情(好感)までも引き出すのは「は・ひ・ふ・へ・ほ」返しです。

 「昨日はゴルフに行ったよ〜」と言われて、

 「はぁ〜、ゴルフに」

 「ふぅ〜ん、ゴルフに」

 「へぇ〜、ゴルフに」

 「ほぉ〜、ゴルフに」

「ひぃ〜」と頭につけることはあまりないでしょうから省きましたが、この「はひふへほあいづち」は、自分の感情伝達の必殺技です。

あなたの一番使いやすい、もしくはあまり考えずに使ってしまっているものはどれでしょうか?

 「昨日はゴルフに行ったよ〜」と言われて、

 「はぁ〜、ゴルフに〜」は、興味を持ってるのかどうかが解りにくい返し。声や嬉しそうな表情をプラスするなど、言い方に工夫が大事です。

 「ふぅ〜ん、ゴルフに」も、はぁ〜と似た感じかもしれません。

 「へぇ〜、ゴルフに」は、関心を表現できるキーワードです。大げさに眉を引きあげるなどの表情をプラスするといいでしょう。

 「ほぉ〜、ゴルフに」は、とても興味を持った感情が伝わります。

 そうです、たかが「はひふへほ」、されど「はひふへほ」です。この瞬間芸で、相手は自分に関心を示してくれたあなたに対し、同じように関心を示し、それが「いいやつだ」の好感の階段を上っていくのです。

 相手の好感を引き寄せる「おうむ返し」には不可欠の二つの要素があります。一つは声のトーン。もう一つは「顔のトーン」すなわち、顔の表情ですね。嬉しそう、悲しそう、楽しそう、つまらなさそう〜など、声の感情トーンと、目尻を下げる、口角を上げるなどの顔の表情トーンもお忘れなく。

失敗しない質問の仕方は3分間待てばよい


 このように会話は相手との交流だけでなく、好感(感情)を引き出したり、引き寄せる重要な隠し技。ただし、これは会話、コミュニケーションがうまくスタートした場合の話です。万一、相手が口の重たい人だったら〜。

 「昨日の休みは何かされたんですか?」

 「いや、何もしなかった」

 「ああ、何も‥‥」と、最悪のおうむ返し展開ですね。

こんなのはいかがでしょうか?

 「部長の休日の趣味はなんですか」

 「趣味なんて気の利いたものはないさ」

 「ああ、ありませんか‥‥」と、ああ、お先真っ暗展開です。

質問には答えがイエスかノーの回答しか引き出せないものがあり、これをクローズドクエッションといい、

 「趣味はありますか?」「読書はお好きですか」などなど。これを繰り返していると沈黙はおろか、相手から「つまらんやつだ」の感情まで引き出してしまうかもしれません。その一方で、

「どんな映画をご覧になるんですか?」「ゴルフはどんな頻度でいかれるんですか」「一番リラックスできる時って何をされてるときですか」などなど。相手が

何かしら口を開いてくれるオープンクエッションが効果的です。

 「沈黙は金」ということわざがあります。

相手が無口で、なめらかで楽しい理想的会話が望めない状況の場合も、ぐっと3分間我慢することを忘れないように。その3分間はこちらの作戦タイムと心しましょう。

浦4
Profile
株式会社オフィスウラ 代表取締役、「元気ワクワク伝え方の学校」校長のウランです!
浦 登記(うら とき)
米国NLP協会認定トレーナー。ビジネスのアカデミー賞「スティービー賞」各賞を受賞。NLP資格取得コースや、「企業活性化のためのコミュニケーション研修」「人間関係のツボを改善する講座」「チームビルディングのための経営者研修」などの研修講師を務める。なお、NLP(神経言語プログラミング)は最先端の心理学で、最強のコミュニケーション手法として、コーチングのスキルやビジネスにも取り入れられている。

人材ビジネス業界ではお馴染みの「派遣スタッフ満足度調査」を開発・調査レポートし、本年で25回目を迎える大人気企画を立ち上げる。

1980年 (株)キャリアパワー入社 現場の営業、派遣スタッフの採用面接、人材ビジネスの基本を学ぶ
1986年 月刊人材ビジネス発行元(株)オピニオン入社。副社長として事業計画実施〜商品企画を担当
2008年 NLPの創始者リチャード・バンドラー博士に師事し、米国NLP協会トレーナーとして認定
2009年 (株)オフィスウラ 設立
2012年 「スティービー賞」「メンターor コーチングビジネス女性大賞」のブロンズ受賞
2015年 「スティービー賞」アジア・パシフィック部門マーキュリーブロンズ受賞
同年   「スティービー賞」国際賞ウーマン・オブ・ザ・イヤーブロンズ受賞

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